以前おいしいなぁって感心した料理が今日は大したことなかったり。
それまで気にも留めなかった人がある日やたら魅力的に見えたり。
それはその料理や人が勝手に大変身を遂げたというよりは、ぼくらの感覚や気持ちが以前とは違っているっていうこと。
感覚や気持ちっていう名のモノサシは実は移ろい変わっていて、その移ろい変わりゆくモノサシを頼りに、ぼくらはたくさんのジャッジをしています。
あの人は意地悪だとか、この仕事は向いていないとか、自分なんてダメだとか……。
でも正しくは、
それはそのときぼくが感じた気持ち
あのときあなたが感じた気持ち
ですよね?
それを疑いもせず今もおんなじだと信じ込む根拠なんてどこにもないはず。
だってぼくらは変わり続けていますから。
そして、他人も環境も変わり続けていますから。
本当は、何が正解なんでしょうね。
Questions? / Valerie Everett
過去に感じた気持ちはパソコンのブラウザに残ったキャッシュみたいなもの。
昔のキャッシュなんてクリアして、新しいデータを読み込んで、そこでどんな気持ちを味わえるか。
もうあの時とは違うかもしれません。
今の気持ちを感じてみませんか?
今の自分を信じてみませんか?
タイトルなし / PIXELFREUDE PHOTOGRAPHY
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今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
咲坂好宥
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