憧れの人を真似して！　心理学を駆使して憧れの人になる方法

いきなりですが、あなたにクイズを出したいと思います。

ＯＫですか？




【問題１】

この鳥は今、どんな気持ちでしょうか？　想像してみてください。

1. ヤバイ、ドキドキしてきた
2. さみしいなぁ
3. よーしっ、やってやるぜ
4. ちくしょーイライラする
5. ワクワクして眠れそうもないな
6. お先真っ暗だよ……

はい、正解は･･･












ありません（ビシッ）

ベタですみません。

実際はこの鳥、なーんも考えてないですね、きっと。だって鳥だから（笑）

あなたが見ている世界は映画です

今日はこんなお話をさせてください。

ぼくらが外の世界や人に対して抱く感情って、ぜーんぶ自分の中に「要素」として持っているものなんですよ。

あなたのお友達にこんな人はいませんか？　「誰々さんがあーだこーだ」って悪口言っているけれど、悪口言ってるオマエモナー、みたいな人（苦笑）

まさに「自分のコトを棚に上げて」状態。ちょっと映画館をイメージしてみてください。映画って、映写機が流す映像を、スクリーンに映し出していますよね。

実はこの「自分のコトを棚に上げて」って、映画とおんなじメカニズムなんです。自分のココロの中にある要素を、相手というスクリーンに映し出して見ているんですね。

もちろん、無自覚の世界ですよ。

相手に映しだして悪口言っているその要素は自覚しているかどうかは別にして元々自分にあって、それが大キライなのでしょう。つまりこんな感じです。


◎ココロの法則：
ぼくらが見ている世界は全て、ぼくら自身の意識をスクリーンに映し出した、映画みたいなもの。




Watching a blank screen / ToastyKen


ここでものすごく重大なポイントがあります。

映画ですから、あらかじめ撮影されていないシーンは決して出てこないんですね。だって編集する素材がないワケですから。

ってことは、ぼくらが見ている全ての世界は、既に素材として撮影してあって、ぼくらの中にストックされているもの、ってコト。

つまり、自分の中に必ずおんなじ要素があるんです。


「ちょっと咲坂さん、それがカモメとどういう関係があるワケ？」


あっごめんなさい、大事なコト言うの忘れてました（笑）

問題１の答えは「鳥の気持ち」じゃなくて「あなたの中にある要素」ですよー、ってコトでした。

あなたの中にある要素をこの鳥に映し出して見ていたんですね。


「じゃあ咲坂さん、もし自分の中に全然ストックされていない要素に出会ったらどうなるワケ？」


そうですね、ちょっとイメージしてみましょうか。街を歩いていて、たばこ屋さんの看板があったとしましょう。

あなたがたばこを吸う人なら、「あー一服したいけど路上喫煙はダメだからそこのたばこ屋に灰皿ないかなー……ってないじゃんもー気が利かないなー（怒）」みたいな気持ちになるかもしれません。

でもあなたがたばこを吸わない人なら、看板に気づきもせずに通り過ぎたりしませんか？

自分の中にその「要素」がなかったら、気にもとめないんでしょうね。

さて、そろそろ次の問題に行きましょうか。


「咲坂さん、どうせ”正解はありません”とかしょーもないコト言うんでしょ？」


（･･･い、急いで答え変えなきゃ）




【問題２】

あなたには憧れの人はいますか？　有名人でもお友達でもパートナーでもＯＫです。

その人の、ここがステキだなぁって思う点、ステキポイントをあげてください。『夢に向かって一生懸命がんばっているところ』とか、そんな感じですね。

1つでも2つでも、100でも、考えられるだけあげてください。




では答え合わせです（緊張）

勘のいいあなたならもうお気づきですよね。そのステキポイントも、ぜーんぶあなたの中にある要素です。


「何言ってるの咲坂さん。あの人の足元にも及ばないよ！」


はい、もちろんあなたが同じレベルかどうかはわかりません。でも、さっき『ココロの法則』をお話ししましたよね？　重要な法則ですからもう一回言いますよ。



◎ココロの法則：
ぼくらが見ている世界は全て、ぼくら自身の意識をスクリーンに映し出した、映画みたいなもの。


その人とあなたでは、レベルや完成度は違うかもしれません。でも、あなたの中にもおんなじ要素があるんです。

これはもう『ココロの法則』なんですから、あなただけ例外など認めませんっ（ビシッ）

全ては、あなたを映し出した鏡です。そのみにくい部分にフォーカスするのも、ひとつの生き方。でも今回、あなたへのぼくの提案は違うやり方です。

名付けて、『ステキパクリメソッド』！！！

寒……彡(-_-;)彡カタカタカタカタ

と、とにかく行ってみましょう。

『STEP1』

あなたの憧れのあの人のステキポイントをひとつあげてください。

『STEP2』

程度の差こそあれ、そのステキポイント、あなたにもあります、絶対に。それを認めてください。

……ダメです、ちゃんと認めてください。

ＯＫですか？

『STEP3』

あの人のステキポイントが100点だとして、今あなたのは何点ですか？

『STEP4』

ほんの少しその差を縮めるには、何ができますか？

いいですか？　いきなり同じレベルになろうなんてしなくていいんですよ。

たとえば、いいオトナのくせに子どもみたいに喜怒哀楽を表現できる人にぼくは憧れます。その人が100点として、ぼくは50点。一発で100点になる方法なんて思いつきません。

そうじゃなくて、とりあえず5点でも10点でも増やす方法を考えるんです。

ぼくの場合「うれしい！」「楽しい！」と口に出して周りの人に伝えられたら、10点はアップできる気がします。

これで60点です♪

こんな感じで、がんばればすぐにできそうな一部分を考えるのです。

『STEP5』

とりあえずそれ、やってみましょう。




『ステキパクリメソッド』は以上です。

ヘタでもぎこちなくても、続けていれば自分のものになります。

自分のものになったら、またSTEP4でさらに何点かアップするためにはどうしたらいいか、続けて取り組めばいいんです。

あなたの中のステキポイントを認めてあげることは、あなたがステキポイントを取り戻す、っていうコト。

元々あなたのものだったんですから、誰に遠慮する必要もありません。

そして、自分自身のステキポイントを認められたあなたは、ひとつ、自分を大切にすることができましたね。

ぼくはこう思いますよ。

あなたのそんなところ、ステキだと。

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今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

咲坂好宥