他人の問題を背負いこまない方法

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あなた以外の誰の人生も背負う必要はない

つい他人の問題に入り込みすぎて、自分自身がつらくなることってないですか?

今日はそんなあなたのためのお話をします。

今日のお話を理解していないと、あなたは他人に振り回されてしまい、自分の人生を生きられません。

逆に今日のお話を自分のものにできれば、あなたは自分の時間を自分のために使えるようになります。

ぜひ、ご自分のものにしてくださいね。



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混同しがちだけれど全く別モノ

まず、当たり前のようでつい忘れちゃう、この事実からお話ししましょう。

「相手の気持ちを受け止めること」と、「相手の人生を背負うこと」は、似ているようで全く別モノです。

あなたは、あなた以外の誰の人生も、背負う必要はないのです。

当たり前すぎてかえってわかりにくいかもしれませんので、具体的に例を出してみましょうか。

あなたに離婚したばかりの異性の友人がいるとしましょう。その苦しみを、親身に聴いてあげることは素晴らしいし、自分の経験からアドバイスするのもステキなことです。

でも、その人が孤独でつらいからといって、その人と再婚してあげるとしたら、どうでしょ?

いや、話を聴いているうちにお互い好きになったのなら、チープなドラマみたいですけれど(笑)全く問題ナッシングですよ。

でも、「何とかしてあげなきゃ」っていう気持ちだけで再婚しちゃうのは、ちょっと違いますよね?


「咲坂さん、なーに言ってるんだよー。そんなことするわけないでしょ!」


え?ホントですか?

今のはわかりやすすぎる例でしたけれど、あなたも似たようなことしてませんか? たとえば、恋愛で落ち込んでいるお友達から呼び出されて、カフェに行ったとしましょう。

実はあなたには次に大切な予定が入っているのだけれど、お友達の凹み具合にそのコトを言い出しづらい……。

お友達のことも心配だけど次の予定に遅刻しちゃうし

お友達のことも心配だし、でももうカフェを出ないと次の予定に遅刻しちゃうし、まいったなぁ……。

似たような経験、ありませんか?

実はぼくもこんな傾向がありまして(汗)、こんな時はなかなか帰れません。

なんとか別れてから、次の場所に移動するのに駅まで全力で走って、汗びっしょりになるわ息切れするわで、何やってるんだかなー、みたいな(苦笑)

これも、ほんのちょっとだけ、相手の人生を背負っちゃっています。

他にも、困っている相手の仕事を引き受けちゃって、いつの間にか自分の方が大変になっちゃったり、なんていうのも同じようなことですね。



なぜ、背負っちゃうの?

「だって相手のことが心配だから。」
「だって相手のことが大切だから。」

こんな風にぼくらは考えますよね、当然。

でも、ココロの領域の96%を占める、ココロの奥底、つまり深層心理はもう少し別の感じ方をしているかもしれません。

たとえば、こんな風に。

  • この人の面倒を見られる自分は、決してダメな人間じゃない
  • この人に「自分は見放された」と思われたくない
  • ここで自分を優先するなんて、やっぱり自分は冷たい人間だ

「あー咲坂さん、それわかる気がする。なんだか性格悪いよね・・・。」


いいえ、そうじゃありません。

そう感じちゃうのは性格が悪いからじゃなくて、自分自身を嫌っているからです。


「こんなに無価値な自分なんて、大っキライ」
「百害あって一利なしの自分なんか、大っキライ」

そう考えるのはつらいコトです。

だから、ココロの奥底はそうじゃない現実を作り出したいんじゃないでしょうか。

相手の人生を背負うようなコトをして「有益で価値のある人間」になろうとしているのかもしれません。

もういい加減、自分を認めてあげればいいんですけれど(苦笑)、まー少しずつ受け入れて行きましょね。

ここまでのところはOKですか?



他人の人生を背負っちゃうクセから解放される方法

「相手の気持ちを受け止めること」と「相手の人生を背負うこと」は、似ているようで全く別モノだとお話ししました。

あなたは、あなた以外の誰の人生も、背負う必要はありません。ただ、今まで背負っちゃうクセがついている場合、そう簡単にアタマを切り替えることはできないかもしれません。

なので、アタマを整理してしっかり腑に落とすためのエクササイズをやってみましょう。



『STEP1』

できるだけ静かな環境を作ってください。あ、TVを消すとか、そういう感じの「できるだけ」でいいですからね。

お子さんにサルグツワとか、そこまでする必要はありません(笑)

OKですか?



『STEP2』

深呼吸を3回以上して、リラックスしてください。



『STEP3』

フレデリック・パールズの次の詩を、ゆったりとお読みください。


「ゲシュタルトの祈り」

私は私の人生を生き
あなたはあなたの人生を生きる

私はあなたの期待に応えるために
この世にいるわけじゃない

あなたも私の期待に応えるために
この世にいるわけじゃない

あなたはあなたで
私は私

何かの縁で私たちが出会えたなら
それは素晴らしいこと

もし出会えないとしても、
それも同じように素晴らしいこと




『STEP4』

紙とペンを用意して、最後の2行について考えてみましょう。

この部分の意味、感じたことなど、何でも思いつくままに書き出してください。




エクササイズは以上です。

エクササイズをやらないで、「ふーん、なるほどねー」って読んで終わりだったら、あなたの人生は何も変わりません。相変わらず、他人の人生を背負ってしまうかもしれません。

大切なのは、紙を出して、ペンを持って、あなたのココロで書いてみるコトです。ココロの奥底と接点を持てるチャンスなんですから。

昨日と違う行動をした人だけが、今日と違う明日を生きられるんです。


さて、ちょっとだけ、解説しますね。

「ゲシュタルトの祈り」をご存知のあなたは、最後の2行に「あれ?」とお感じになったかもしれません。

フレデリック・パールズの原詩はドイツ語なんですが、ドイツ語の詩と、よく知られている英語の詩ではニュアンスが微妙に違うんですよね。

英語版の方は、「出会えなかったとしても、それはそれでしょうがないよね」ミタイな感じなんです。

まあ、ニュアンス的にはすごくわかりやすいですね。


一方、原詩であるドイツ語版の方は、「出会えても出会えなくても同じように素晴らしい」です。

正解かどうかはわかりませんけど、ぼくはそれをこんな風に解釈しましたよ。


出会えること、出会えないこと、それ自体には優劣もなく、それぞれの人生をあるがまま受け入れて、精一杯生きていられるのなら、どちらでも素晴らしいコト。

あなたはどんな風に感じましたか?



犠牲と無償の愛も別モノです

「相手の気持ちを受け止めること」と、「相手の人生を背負うこと」は、似ているようで全く別モノ。あなたは、あなた以外の誰の人生も、背負う必要はありません。

それは、誰かに助けを求めたり、逆にあなたが手を差し伸べるのをやめよう、ってコトではありません。それこそが「つながり」であり、「愛」なんですから、大切に大切にしましょう。

ここで言っているのは、自分を「犠牲」にして誰かの人生を背負う、というコト。

「犠牲」は無償の愛ではありません。

むしろ「偽りの愛」と言ってもいいかもしれません。犠牲は、与えるだけで受け取ることをしない状態です。

ひどい罪悪感に苦しみ、「これだけやっているんだから、もう許して!」と無自覚ながら叫んでいるのかもしれません。


……あなたは罪人ではありません。


もう、「犠牲」はやめましょう。あなたは、断っていいんですよ。


いいですか?

もう口を酸っぱくして言い続けていますが、何度でも何度でも、ぼくは言い続けますよ。

あなたには愛される価値があるんです。

だから「犠牲」なんか必要ありません。

それより、最低限あなた自身の人生だけはハッピーにしてあげてください。

誰かの人生を背負うのなんか、そのあとで考えましょ。


まずあなた自身の人生をハッピーにしましょう
happy / Carmela Nava





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今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

咲坂好宥


コメント

  1. 通りすがり より:

    すっきりしましたぁ(◎_◎;)
    年とるほどに、大切なものが増えすぎて、また体力気力も落ちて、、、正直自分の大切にしているベスト3くらいの悩みくらいしか聞く余裕がない。
    でも聞いてよ~(愚痴、弱音)は心の叫びでもあるから、、、、かといって、良し悪し人生の判断決めるのは本人で、影響与えそうな発言控えないと、、、なども考え始め、もんもんと、、、、いつしか心療内科の先生みたいにうんうん言うしかなくなるよ始末。
    これもどうだか?ますます悩む、、、、
    この詩を広める活動をお願いします。タモリってこのタイプですよね。たけしは、まだあきらめてない感、、笑っていいとも最終回タモリVSたけしのトークでなんか奥深い

    • コメントありがとうございます。
      タモリさんとたけしさんの比較、なるほど! お二人のキャラを思い浮かべると興味深いものがあります。

      気力体力の衰えと余裕の比例関係、実感レベルでわかります(苦笑)
      だからこそ、「自分ファースト」を意識する必要がありますよね。

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