心が容量オーバー! 「忙しい」が口癖の彼に安らぎを与える付き合い方

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心が容量オーバー! 「忙しい」が口癖の彼に安らぎを与える付き合い方


この世界のイヤーな現実って、期待もしていないのに勝手に降ってくるようなイメージがありますよね。

たしかにそういうものもあるのでしょう。

でも、自分自身、正確には無自覚な深層心理が引き寄せていることも意外に多かったりします。

たとえば今回の「恋愛Jp」Q&Aに出てくるように、「忙しい」が口癖のようにしてテンパっている場合。

もちろん物理的に抗えない忙しさもあるでしょうが、無意識的に忙しい現実を作り出しているケースも少なくないのです。

その心理的原因はさまざまですが、たとえば「人は苦労を重ねないと幸せになれない」っていう“神話”を信じ込んでいる人は、無自覚ながら自らそんな現実を作り出したりします。

このように信じ込んでいる人たちに必要なのは、「忙しいのはどうしようもない」というのがただの思い込みであることに気づくこと。

だって自分がその現実を作り出しているだけなんだから。

そして、その現実を変えようと決意して、実際に行動パターンを変えることで、今までとは違う結果を手に入れることができるのです。

なーんて偉そうに言っているぼく自身が、結構忙しい現実を作っちゃうタイプなんですけどね(苦笑)

っていうか、僕の場合は苦境を乗り越えることに快感を覚えるタイプみたいで、仕事は基本、締め切りギリギリです(笑)


Question=====
【相談者:20代女性】

知り合いの紹介で、半年前から付き合っている彼のことで質問があります。彼は営業の仕事をしているのですが、「忙しい」が口癖のような人です。

たまには晩ご飯デートもしたいのですが、半年で数回しかありません。メールしても返信が遅くて、そのことでぶつぶつ言うと「いやー忙しくて」なんて言われてしまいます。

私も働いているので、仕事で忙しいのはしょうがないとは思います。でも、メールの返信くらい大した時間はかからないですよね?

会いたくないわけでもないみたいなので、忙しいというのは言い訳ということでもない気がしています。メールも返信できないくらい忙しいことってあるのでしょうか。

単にキャパが小さいだけのような気もするのですが……。ご意見を伺えたらと思います。よろしくお願いします。

========


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A.忙しさの下にある彼の無自覚な気持ちに目を向けてあげましょう

なんだか現代社会の縮図のようなご質問ですねぇ……(苦笑)

あなたもお仕事をされているから仕事の忙しさが理解できるだけに、あまり強くも出られないところが余計にモヤモヤするのではないでしょうか。

たしかに、「24時間戦えますか」(古っ)な感じのモーレツビジネスマンもいるとは思います。とはいえ、そんな人も決して24時間戦っているわけではありませんよね(笑)

彼が実際は物理的にどの程度忙しいのかわからないので、本当のところどうなのかは何とも言えません。ただ、人が忙しいと感じる要因には“意識”の問題も少なくないのです。

そこで、忙しいと感じる意識について目を向けてみることで、彼の心の状態を想像してみましょう。



“できていないこと”に意識が向くと“忙しさ”でテンパります

ぼくらは、実際に何かの締め切りに追われているわけではないのに「忙しい!」「全然進んでない……」と気持ちが焦ることがありますよね。

そんなときの意識って、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」とか「うわー、あれも終わってない、これも終わってないよ」みたいにテンパっている状態なのではないでしょうか。

だったらさっさと動けばいいのに、“できていないこと”に意識がフォーカスされていて、頭の中がまるで“未完了アイテム探し”のようになりがち。

そんなことでココロの空き容量がいっぱいになり、パフォーマンスが極端に低下していることが多いのです。

このような心理状態はストレスだらけで不安ですよね。すると人間はこのストレスを感じなくていいように、別のことに意識を向けて時間を費やす傾向があります。

やらなきゃいけないことが目の前にあるのに、急にどうでもいい片づけを始めたりするのはこのためです。あなたにもこのような“現実逃避”の経験がありませんか?



“忙しい病”になる原因

このような心理状態になる原因について、精神科医の水島広子さんが、著書『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』(すばる舎)の中でわかりやすいたとえで説明されているのでご紹介しますね。

「いつも忙しい」がなくなる心の習慣


水島さんはこのような心理状態を“忙しい病”と名付けておられます。

具体的な症状(?)としては、「もしできなかったらどうしよう」「もし間に合わなかったらどうしよう」というような不安に悩まされることです。

この不安を感じ続けているだけで、ココロの空き容量はずいぶん減ってしまうような気がしますよね。

そして、この“忙しい病”になる原因は、現実を、“自分は忙しい”というフィルター、いわば“忙しさのメガネ”を通して見ているから、とのこと。

“忙しさのメガネ”をかけていると、“自分は忙しい”という前提で世界を見ることになるので、この前提に当てはまる情報がどんどん優先的に大脳に届けられるのです。

すると、なにも今やらなくてもいいようなことまで気がついてしまうという、恐ろしい状況になります。

その結果、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ……」とテンパってしまうわけですね。



「コップにはまだ水が半分もある」という姿勢で接しましょう

あなたの彼氏が「忙しい」を口癖のようにしてテンパっているなら「忙しい病」なのかもしれません。

もしそうだとしたら、物理的な忙しさもあるでしょうが、無意識的に忙しい現実を作り出している、と言えそうです。

では、あなたはそんな彼とどう向き合っていけばいいのでしょうか。

残念ながら、力づくで「忙しさのメガネ」を外すことはできません。それを外してありのままの世界を見ることができるのは、彼が自ら外そうと決めたときだけなのです。

あなたができることは、「忙しい病」の人が大切だと思える時間を共有する、ということかもしれません。たとえば、せっかくの二人の時間なのに彼がテレビを見てボーっとしていたりしたら、あなたはムッとするでしょうね。

でも、「忙しい病」の人は頭の中をリセットすることがとても大切なのです。文句を言わず、隣で一緒にボーっとしてあげましょう。

不安を和らげるような姿勢を取ってあげることも大切です。コップに水が半分入っているなら、「まだ半分もある!」という姿勢でいましょうね。

「まだできていない」「もう間に合わない」という不安だらけの彼の心には救いになるかもしれません。

他にも、気分転換や効率を忘れられる空気を意識して接してあげることで彼にとってあなたがココロの安らぎになれたら、「忙しい」どころか無理をしてでも会う時間を作ってくれるかもしれません。

……いや、保証はできませんが(笑)
お二人の和やかな時間が増えますように!


コップにはまだ水が半分もある
のんびり / masuidrive76



【参考文献】
『「いつも忙しい」がなくなる心の習慣』(水島広子・著、すばる舎)


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今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

咲坂好宥



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