今日はあなたの重要な一部分であるにもかかわらず、あなたが最も軽視しているものについてお話しします。
この事実を知らないと、あなたはご自分を好きになれません。
ぼくもずーっとコレを軽視していましたから、自分がキライでしたし、いつも何かを我慢している人生で、幸福感とも無縁でした。
もしもあなたがかつてのぼくと同じような状況なら、この事実を腑に落として、早くココロを軽やかにしてほしいのです。
そこで今日はこの事実をあなたにお話ししますね。
あなたが最も軽視している事実
じゃ、その「あなたが最も軽視している事実」って一体何でしょう?
それは、
『あなたの感情は常に正しい』
ってコトです。
感情にはポジティブなものだけじゃなく、憎しみ、嫉妬、怒り・・・と、なるべく感じたくないものも多いですよね。
それでも、あなたの感情は常に正しい、のです。
「咲坂さん、憎しみや嫉妬なんて、感じない方がいいに決まってるし、第一、正しくはないでしょ?」
ですよね、その気持ちよーくわかります。
憎しみや嫉妬なんて、なるべく感じたくないですもんね。
でも、それでも、その感情は正しいのです、常に。
どんな感情にも意味がある
憎しみ、嫉妬、怒り・・・。
このようにネガティブな感情を感じるのは、あなたの性格が最悪だからでもロクデナシだからでもありません。
『意味があるから感じている』のです。
この世の中には、感じたコトそのものに何の意味も持たない感情なんて、ただの一つもありません。
全ての感情に、意味があるのです。
憎しみや嫉妬のような感情でも、感じる必要があればどんな聖人君主だって感じるのです。
ピンと来ないかもしれませんが、あなたが尊敬するあの人だって、必要に応じて「必ず」感じている感情なのです。
あらゆる感情は、全ての人が感じ得るものです。
卑しい人間だけが感じる感情も、選ばれし者だけが感じることができる感情も存在しません。
例えばあなたが、どんな異性とも気軽に仲良くなれる友人にムカつく時、そこには「嫉妬」があるかもしれません。
あなたが「自分にはない」と信じていて、「こんな自分はダメだ」と感じている何かを、その人が持っていると感じたから、嫉妬してムカつくワケです。
そしてその部分が、自分の手の届きそうな範囲でない限り、あなたはそれを感じません。
あなたは、どんな異性とも気軽に仲良くなれる、世界中で人気の芸能人には嫉妬しませんよね(笑)?
あるいは、明らかに自分よりランク(?)が下の対象にも嫉妬しません。
どんな異性にも魅力たっぷりな笑顔を振りまく赤ちゃんに、あなたはゼッタイに嫉妬はしませんよね(笑)?
つまり、この嫉妬からわかることは、
- あなたは「こんな自分はダメだ」と思い込んでいる。
- 嫉妬を感じる相手は、少なくともその点では自分より優れていると、あなたは思っている。
- しかもそのコトは、あなたがどう自覚していようと、ココロの奥底は手が届く範囲だと感じている。
他にも意味を探すコトができますが、本題じゃないのでこの辺で。
あなたがすべきコト・その1
このように、全ての感情には意味があって、それは、誰もが感じ得るものなんですね。
それなのにぼくらは、特にネガティブな感情を忌み嫌い、それを感じる自分に絶望したりしちゃいますよね。
でも、『全ての感情は全ての人が感じ得るもの』ならば、それを感じたコトで、自己嫌悪するのはナンセンスです。
いいですか?
あなたが忌み嫌っているその感情は、誰もが感じるものです。
全人類を嫌悪するならまだしも、その中からたった一人、選定基準もないのに、あなたという人間を選んで嫌悪する理由は、少なくともこの地球上には存在しません。
(NASA調べ)?
その感情、ぼくも感じたコトたくさんありますよ。
しかも、あなたよりエゲツナク(笑)
でも、もうぜーんぜん自己嫌悪しません。
全人類が感じている感情だと腑に落ちたからです。
というワケで、長くなりましたが(苦笑)、あなたがすべきコト・その1です。
『どんな感情を感じても自己嫌悪しないこと。』
自己嫌悪なんかしているヒマがあったら、むしろ(必ず意味のある)その感情から目をそらさずに向き合ってみた方が、早くラクになれるんです。
早くラクになりたいですよね?
それなら、自己嫌悪しなくていいんですよ。
あなたがすべきコト・その2
次にあなたがすべきコトは簡単です。
『その感情自体を否定ないコト。』
好きか嫌いかはさておき、その感情には意味があるんです。
たとえそれが、あなたの理想とかけ離れたものであっても。
意味があるものを否定するというのは、コペルニクスが地動説を唱えた時に、ハナからそれを否定した、前近代的な人々みたいなモンです。
もう例え話がワケわかんないくらい切れ味悪いですが(笑)、意味のあるコトをハナから否定するというのは、そのくらい愚かなコト。
あなたのどんな感情も、常に正しいのです。
例えキライでも、その想いを、そういうモノなんだと受け止めてください。
ネガティブな感情との向き合い方
「咲坂さん、それはわかったけど、実際にネガティブな気持ちになっちゃったらどうしたらいい?」
はい。たしかにアタマでわかっても、どうすべきかはわかんないですよね。
たとえばさっきの、どんな異性とも気軽に仲良くなれる友人に「嫉妬」した場合で考えてみましょうか。
友人にムカつくその嫉妬を否定しないでそのままぶつけちゃうと、さすがに人間関係ギクシャクしちゃいますよね。
なので、表面上は何事もなく振舞うコトも必要かもしれません。
まーそれはそれでしょうがないですよね、オトナですから(笑)
大切なのは家に帰ってからです。
さっき見て見ぬフリした、あるいはしっかり受けて止めてあげなかった感情を、もう一度感じてあげませんか。
ここで、イメージを使ったエクササイズをしてみてほしいんです。
「嫉妬していたのは、あなたのココロの中にいる小さい子どもだ」と仮定して、その子と話をしてみましょうか。
あなたが感じた気持ちが嫉妬ではないなら、その部分はあなたの感情に置き換えてトライしてみてくださいね。
では、こんな感じです。
『STEP1』
ひとりきりになってください。
環境的になかなかむずかしいなら、トイレに閉じこもってもOKです。
『STEP2』
あなたのココロの中に、小さい子どもがいるとイメージしてみてください。
見知らぬかわいい子でも、小さい頃のあなたでも、ミニミニサイズのあなたでもOKです。
『STEP3』
その子は、あなたのココロの奥底、深ーい所にある、薄暗い部屋に、一人ぼっちでいます。
がらんとした部屋の真ん中で、膝を丸めて座っています。
その子は、自分がお友達に嫉妬したコトに対して、ひどく悪いことをしてしまったと感じています。
あなたに怒られるのではないかと、ぶるぶると震えています。
その子に、声をかけてあげてください。
あなたは決して怒っていないと、伝えてあげてください。
「さっきはお友達の前だったから、キミの気持ちを放っておいてごめんね。
でも、怒ってなんかいないよ。キミが感じたコトは、ぜーんぶ正しいんだよ。」
『STEP4』
その子の気持ちを、聴いてあげてください。
「キミが感じたコトは、ぜーんぶ正しいよ。だからお友達にムカついたのも怒ってない。
教えて欲しいんだけど、どうしてムカついたのかな?」
その子のコトバに耳を傾けてください。
「だって、◯◯さん、××でうらやましかったんだもん。」
「そう、その気持ちも、ぜーんぶ正しいよ。じゃ、どうしてうらやましかったの?」
その子の気が済むまで『なぜ、どうして』と質問を繰り返してみてください。
エクササイズは以上です。
アタマだけで理解しようとするのと、エクササイズを実際にやってみるのとでは、天と地ほどの差が出ます。
ぜひ、実際にやってみてくださいね。
さて、エクササイズでは色んな気持ちが出てきたかもしれません。
深く掘り下げれば掘り下げるほど「それじゃしょうがないよね」っていう理由が出てくるものです。
それが美しいとか美しくないとか、正しいとか正しくないとか、そんなのはジョーシキというヨロイにくるまったあなたの顕在意識の価値観。
しかも、そんなものは心の領域のたった4%でしたよね。
詳しくはバックナンバー『うまく行かないのは、偶然じゃありませんよ。』をチェキラッ(乾笑)
あなたが、96%を占めるあなたのココロの奥底の味方になってあげないで、誰が味方をしてくれるんですか?
感情を忌み嫌ったり、自己嫌悪したりするのは「自動パターン」で、「クセ」です。
そして、クセは直せばいいんです。
自己嫌悪のカタマリみたいだったぼくでさえ、今ではそのクセがほとんどなくなりました。
一度や二度ではダメかもしれません。
でも、何度も繰り返し繰り返しやっていけば、あなたにも「絶対に」できますよ。
最後にもう一度、大切なコトを繰り返します。
『どんな感情を感じても自己嫌悪しないこと。』
『その感情自体を否定ないコト。』
忘れないでください。
あなたが感じた感情は、全て正しいのです。
まず寄り添って、認めてあげて、あなたの感情が納得すれば、ちゃーんといい方向に進めますよ。
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今日も最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
咲坂好宥
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